再来週の日曜日はいよいよ一級建築士学科試験である。この2週間でどれだけ学習できるかが勝負なのである。といいつつ、こと一級建築士の学科試験につてはいまさらジタバタしても仕方がない気もする。ということで、私は現在くつろいでいる。くつろいで、を装いつつ、喫茶店でこのブログを書いている。
そんなわけだから、おそらく試験前のブログ記事投稿はこれが最後になるであろう。この試験前の最後のブログでは、以下の2点を報告しておこうと思う。
1.切羽詰まった時に心を落ち着けて読みたい一冊
実は、この本は2ヶ月前くらいに購入し、たまに目を通していたものだ。建築計画に対する対策本として購入したものである。その名も『コンパクト版建築史』なのであるが、全然コンパクトではない。それでも、B5版の見やすさは、老眼の私にとっては実にありがたいのである。しかも、形状を記憶するのが得意な私にとっては、その名称との一致についてはなかなか難しい。その点、この本を読み進めながら実際の建築物の写真を眺めることで、何となくストーリーと共に名前も記憶に残っているような気になるものである。というよりも、何となく眺めていて楽しいのである。この楽しい感覚は学習脳の一番の栄養源になるはずだ。
2.構造設計に関する感覚を身につけたい
構造設計屋という職業があるらしい。実際に姉歯設計などがそうであった。この分野はコンピュータによる技術革新が進んでいて、建築分野の中ではコンピュータグラフィクスによるパース作成などのデザイン系と双璧をなしている。同じ建築系の人間でも、技術系とデザイン系では全く人種が異なるところが面白いと思う。ちなみに私自身は建築系のコンピュータソフトウェアを販売する側だったので、両方のソフトウェアと人種に触れることができた。
大分横道に逸れた。「株式会社ストラクチャー」という構造計算用のソフトウェアを開発している会社があり、その会社が「建築構造データブック」というiOSアプリを無償で配布している。内容もすこぶる分かりやすい。構造計算は何とかなるのだが、構造設計に関する設問に弱い、例えば耐震計算ルートなどと聞くと、ついつい横道に逸れたくなる方にオススメである。ただし、今のところiPad専用である。従って、iPadユーザーで一級建築士を目指す諸氏にはすこぶるオススメなのである。
そういったわけで、実は明日は学科試験の模試を受けるのである。そのため、本日は期日前投票を行ってきた。期日前投票というのは、近くの投票所ではない事を除けば、至ってごく普通の投票である。そんなことに初めて気づいた自分に驚いた自分に驚いている。
都知事選と学科試験の本番も重なるのではなかったか。今から心配しても仕方がないのだが、多少心配なのである。