一級建築士資格独学散歩道

一級建築士資格取得までの道のりを散文的に綴ります。

22.平成28年度の試験はどうだったか

本日一級建築士試験を受験したみなさんお疲れ様でした。(本当は昨日だけど)

 
さて、今年2回目の当方の受験はどうだったか。
 この1週間、毎日学習を繰り返してきた。そして今朝、試験会場である早稲田大学に向かったのである。昨年は猛暑の中であったが、今年はやけに涼しい。しかし私の顔つきは涼しくはない。
 東西線の早稲田の駅を降りて、皆が歩む方向についていく。昨年は昼食を用意せずに失敗したのをふと思い出した。近くにあるコンビニで早速おにぎりを2つ、そしてチョコレートを買っておこう。例によって配られるビラはとりあえず貰っておく。  

  今年の試験会場には時計がない。試験官が時計を持っていない人がいないか確認している。ちなみにAppleウォッチなどのスマートウォッチは使えないらしい。携帯電話と同じように封筒に封印するよう指示があった。

 
 2回目の受験は勝手知ったる状態で、まずは計画と環境設備の試験である。例によって時間が余った。幸先よいスタートを切れた感じがある。そして、昼を挟んで法規である。ここが鬼門なのだ。例によって法例集の色を確認する。やはり緑色の本が多い。おそらく70%は緑本である。オレンジ本は30%ほどであろうか。
 
 ここで、今年の失敗を白状する。実は昨年購入した法令集を使う予定で6月まで頑張っていたのだが、6月の末頃にやはり今年度の法令集を購入した。アンダーラインやインデックスの貼り付けに時間を取られることを考えて、しばらくは昨年度の法令集を使い続けていたのだが、日建学院の模試を受けて、ずいぶんと改定項目がある事を知った。特に法規が苦手な私にとっては、古い法令集を使うにはやはり不安がある。新しい法令集にアンダーラインを引き、そしてインデックスを貼り直すのに1日半を要した。それでも、アンダーラインの引き直しは法例集の内容を再確認する事になり、いままで気がつかなかった法文の構成にも気づくことができた。これは効果があるかもしれない。皆さんにもオススメである。できれば法例集が発行される12月の時点で買い直したほうが良さそうである。もちろん今年合格予定の方はその必要はない。
 ふと見ると、隣の受験者はなんと2009年の緑本を持っていた。その前の人は2014年度版である。以外と古い法令集を使っている人も多いようだ。しかし、見るからに本の厚みが違う。法例集の厚みにやる気が表れているようにも思えた。
 
 法規の試験は結局時間が足りない。他の科目は30分の余裕があった。それを考えると、やはり法規は十分に時間内に解く訓練を積むべきだと反省した。
 
 さて、試験が終わり、帰りがけの喫茶店で早速解答を採点してみた。例によってウラ指導の採点システムに登録したところ、なんと82点である。今年もやはり合格は厳しそうなのである。あともう一年、このブログを続けることになりそうなのである。