一級建築士資格独学散歩道

一級建築士資格取得までの道のりを散文的に綴ります。

一級建築士学科試験合格道まとめ(プロローグ)

 これまで散文的にこのブログをつづってきました。しかし、そろそろこれまでブログを通して蓄積した合格ノウハウをまとめたいと思います。あ、まだ私は合格したわけではありませんよ、もちろん。ですから、これはある意味私自身が構築したノウハウを見失わないための備忘でもあるわけです。
 さてと、これから連載的にノウハウを展開するため、その道しるべとして私がひねり出した目次を紹介します。なお、モチベーションの維持とか、目的を持つとかの精神論的なものは後回しです。これは持論がないということではなくノウハウと精神論は別物ですからね。精神論的なものは最後に述べたいと思います。

 

1.学習基礎力の構築
 学習の基本はインプット。このインプットを加速することでより効率的な学習を可能にするとともに、試験問題の読解力というもっとも重要なアドバンテージを得ることができます。なぜ速読が必要なのか、そして、速読に関する習得方法を解説します。
 
2.最低限用意したいもの
 初めて一級級建築士を学習しようという人はまず過去問集を購入しましょう。それと法令集です。さしあたりこの二つを用意して、あとは徐々に準備すればよいと思います。おっと、肝心なものを忘れていました。それは時間です。時間を準備できない場合はこの資格試験に臨んでもほとんど合格は難しいと思います。
 
3.過去問や模試の使い方
 これまでに私が編み出した資格試験の具体的学習法を紹介します。
 3-1.物理的繰返し学習法(チャコペンを使う)
 3-2.選択肢正誤判定学習法(Excelを使う)
 
4.施工監理技術士資格試験の併用
 もし設計だけではなく施工としての経験も持っている場合は、一級建築士の学習期間中に施工管理技術士の資格試験を同時並行して受験することをお勧めします。それを私自身が実際やってみた結果、どんな効果があったのかを解説します。
 
5.科目ごとの参考図書など
 過去問回答だけでは学習量は不足します。そのため初出問題対策が必要です。初出問題対策の一つは模試を受けること。そしてもう一つは目的に合った参考図書を購入し個々の建築分野に関する深い理解を得ることです。
 
6.資格学校との付き合い方
 独学者といえども、やはり資格学校を利用しない手はありません。まずは模試の受験をして自分の実力を試し、そして独学では得ることのできない情報の収集をめざしましょう。
 
7.文明の礎としての建築
 最後に精神論に触れます。あなたはなぜ一級建築士を受験するのか、あるいは建築士資格を必要としているのか。そいういう問いかけは結構重要だと思います。その必要性を訴えるだけの理由づけがないと、モチベーションが持たないですよね。それに実際必要のない資格を取得しても、時間がもったいないだけですし、ほかにもっと意義のあることができるのではないかと思います。この辺を最後に深く掘り下げようと思います。
 
 一級建築士は巷にあふれている、だから資格取得も簡単、と持論を述べる方もいますが、決して簡単ではありません。さらに一発合格者も確かにいますが、建築業界の中でも設計業務に携わっていない限り、一発合格は難しいと思います。本当に建築士資格というのは必要なのかということも含めて、今後は連載形式でこのブログを書いていきたいと思います。
 おっと、いつもとだいぶん文体が変わってしまいましたね。次回からはもとの「~である」調に戻したいと思います。