一級建築士資格独学散歩道

一級建築士資格取得までの道のりを散文的に綴ります。

28.独学ギャップの現実とは

 独学とは何か。それはつまり、一人で学ぶことであり、その反意後は「組織的学習」なのである。この時、独学者が組織的学習者に対して最も不利な点とは、実際に受験をするまで自分が全体の序列のどの辺にいるのかが不明となる点であろう。それはある意味、見えない敵と戦っているようなものである。
 しかし、これはあまり一般的な話とはいいがたい。なぜなら、これまで私が取得した資格においては、過去問題集でおおむね合格点が獲得できていれば、本番の試験においても合格が可能であったからだ。その例としては、ビジネス実務法務やファシリティマネジャーなどの資格試験があげられる。これらの試験は民間資格に近いこともあり、ハードルが低く特に対策をすることもなく、ある程度の学習量をこなせば合格可能なのである。つまり独学者と組織的学習者が互角に戦える民主的資格といってよい。 続きを読む

27.今年で3回目の受験、またまた点数あがらず

 本日は一級建築士の受験日である。小職はこれで3回の受験となる。いつものように、受験後にWebの採点サービスに申し込んだ。今年は総合資格学院の採点サービスである。
 結果は以下の通りであった。
 
● 学科I  :13点
● 学科II :13点
● 学科III:18点
● 学科IV :22点
● 学科V :17点
● 総得点 :83点
 
 なんと、点数が昨年度とほとんど変わらないのである。そして、やはり法規の点数が低い。今年は法規についてはずいぶんと頑張ったつもりだったのだが…
学習法に問題があるのか、あるいは、はやり資格学校に通う必要があるということなのだろうか。

続きを読む

26.模擬試験を受験してきました

 本日は日建学院の模擬試験があったので受験してみた。実はこれで2回目の模試受験である。前回は総合資格学院の模擬試験であった。結果はどちらも惨憺たるものだ。どちらも法規の点数が上がらないのである。法規はまさに鬼門。問題文章がやたらと長い。意味が不明確。時間がない。の三重苦なのである。   続きを読む

1級建築施工管理技術検定試験を受験してきました

 今年度は3回目となる一級建築士試験の受験。当然、昨年とやり方を変えて、「法規」と「施工」を強化科目とすることは以前に当ブログでお伝えした通りである。そして、「施工」の強化策として「1級建築施工管理技術検定試験試験」の受験をすることにした。
 昨日その試験を受験してきたので報告する。あくまでも散文的に。   続きを読む

「ひらかれる建築」松村秀一著、ちくまプリマー新書

 一般に資格を取得しようとするときに肝になるのはその分野に対する興味であると、私自身は考えている。これがなければ、学習に対するモチベーションが下がり、結果的にレベルアップが相当に難くなる。モチベーションを上げるためには、いま学習しようとしていることが社会にどのように役立つのかを知ることが必要だ。そのため、私自身は建築に関する書籍をできるだけ読むようにしている。その中で、これは秀逸だと思ったものを今回は紹介したい。   続きを読む