一級建築士資格独学散歩道

一級建築士資格取得までの道のりを散文的に綴ります。

旧岩崎邸庭園に行ってきた

 最近は建築に関する書籍を積極的に読むようにしている。特にこだわりはない。図書館に本を借りに行ったときにたまたま目についた本を手に取って読み、そして気に入ったら借りてくる。今回は「日本建築集中講義」という本を借りた。藤森輝信という建築史家と山口晃という画家との共著である。画家と言いながらもこの本のイラストを描いている。とにかく絵が多いので借りることにしたのである。文体も相当砕けており到底大学の教科書とはなりえない。そして、建築の背景を藤森先生はちゃんと語ってくれるのである。建築史の本を読むとすぐに眠くなるという方には是非お勧めしたい。
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一級建築施工管理技士の実地試験を受けてきました

 本日は雨の中を明治大学和泉校舎で行われた一級建築施工管理技術士の実地試験を受けてきた。
 明大前駅というのは京王線がクロスするいわば利便性の高い立地でありながら、いまだに下町の趣を残す町なのである。その名前の通り、明治大学があるのだが、明大前駅から明治大学までの道程には首都高という構造物が立ちはだかるのであった。
 試験日である10月15日(日曜日)11時半、明大前に到着した私はまずは一服するべく喫茶店を探し、ドトールの2階に着席した。そうして外に顔向けると、目の前にはなぜか明大方面に向かう人々の長い列ができていた。試験開始まではまだ1時間以上あるのにこの歩道からはみ出さんとする群衆の列は異常ではないか。   続きを読む

一級建築施工管理技士の実地試験勉強中

 今年もまた一級建築士学科試験は敢え無く敗退したのであった。しかし、先日結果通知が届き結構複雑な気持ちになってしまったのである。合格基準点は87点。通念に比べかなり低い。そして私の得点は83点、さらに低いので結果不合格である訳だが、残り4点足りなかったということである。受験直後は合格基準点を90点と予測していたため、今年も去年と得点力が伸びていないと思っていたのだ。実際そうではなく、僅かながらであるが向上していたのである。 続きを読む

29.一級建築士学科試験対策『やってはいけないあるある三点セット』

 80点前後をうろうろしている場合ではないのである。これを90点に近づけるための独学独自戦略を検討しなければならない。
 ここで、私が取ることが可能な選択肢の一つは、資格学校に通うことである。そして資格学校が指示する通りに学習を続ければ、おそらく合格は間違いない。
 もう一つの選択肢は、自らが初出問題対策を立てることだ。この方法はなかなか難しそうである。一つの方法としては、資格学校が実施する模擬試験を受けまくることである。そして、模擬試験の初出問題を徹底的に研究するのである。この方法については前回説明した通りのなのだ。
 しかし、これでは足りないかもしれない。実は、こういった裏話をとあるセミナーで聞くことができた。敵を知らずして勝つことはできない。前回の記事で説明の通り、独学者の敵は組織的学習者なのである。独学者の皆さんにはぜひともこれから述べることを肝に銘じてほしいのだ。   続きを読む

28.独学ギャップの現実とは

 独学とは何か。それはつまり、一人で学ぶことであり、その反意後は「組織的学習」なのである。この時、独学者が組織的学習者に対して最も不利な点とは、実際に受験をするまで自分が全体の序列のどの辺にいるのかが不明となる点であろう。それはある意味、見えない敵と戦っているようなものである。
 しかし、これはあまり一般的な話とはいいがたい。なぜなら、これまで私が取得した資格においては、過去問題集でおおむね合格点が獲得できていれば、本番の試験においても合格が可能であったからだ。その例としては、ビジネス実務法務やファシリティマネジャーなどの資格試験があげられる。これらの試験は民間資格に近いこともあり、ハードルが低く特に対策をすることもなく、ある程度の学習量をこなせば合格可能なのである。つまり独学者と組織的学習者が互角に戦える民主的資格といってよい。 続きを読む